防災備蓄のススメ~災害発生からの行動推移
2月6日に発生したトルコ南部を震源とする大地震に心を痛めています。国連は被害の全容はいまだ不明としていますが、すでに東日本大震災の死者・行方不明者数を大きく上回る恐れもあるという報道もあります。一人でも多くの命がすくわれることを祈りつつ、私たちに出来るだけの支援をしていきたいと考えます。
防災備蓄収納の知識
11月の防災士チャレンジに続き、12月に防災備蓄収納2級プランナー、1月には職場備蓄管理者、2月6,7日に防災備蓄収納1級プランナーの認定資格講座を受講してきました。防災備蓄収納プランナー協会
今回のトルコ地震を対岸の火事にしないように、今一度災害に対する備えを見直したいです。南海トラフ地震が30年以内に発生する確率は70~80%とされています。災害備蓄や家具転倒防止グッズなどの減殺アイテムには費用が掛かるので、計画的に準備し出来るだけ廃棄することなく備え続けられるように、防災備蓄収納の知識が有効だと改めて感じました。
まずは自助!備蓄は7日分
災害発生から72時間は人命救助を最優先とします。自治体や政府、病院、消防署も被災しているので、まずは自助共助で支援が届くまでの時間を乗り越えなければなりません。
そのために自宅では家族分の7日間以上の備蓄が望ましいとされます。赤ちゃんやご年配の方、アレルギーがある人など 要配慮者は10日分以上が望ましいそうです。
どこに何があるか、家族のだれでも分かる様に。賞味期限が切れてた!足りない!など被災した時に困らないように家族で話し合うことも大切です。
一日に必要な水や食料その他具体的な備蓄リストはセキュリティ会社などもリリースしてくださっていますが、トイレや歯磨き・調理に必要な生活用水が抜けていたり、防寒・暑さ対策がなかったり残念だなと感じました。東京備蓄ナビというHPでは家族の性別や年齢など入力すると 食糧備蓄だけでなく衛生用品や生活用品までリストアップされて とても便利だと思いましたよ~
マイ・タイムラインを作ってみましょう
マイ・タイムラインとは 住民一人ひとりのタイムライン(防災行動計画)であり、自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理し、自ら考え命を守る避難行動のための一助とするものです。その検討過程では、市区町村が作成・公表したハザードマップを用いて、様々なリスクを知り、どの様な避難行動が必要か、また、どういうタイミングで避難することが良いのかを自ら考え、さらには、家族と一緒に日常的に考えるものです。
1月下旬に訪れた南紀勝浦の和歌山県土砂災害啓発センターにもマイタイムラインの展示がありました。
水害が想定される地域の方は 国土交通省 水害対策センターのWebでマイ・タイムラインというサイトでは クイズや避難行動など具体的な行動などお示しくださっています。また実際にどのような行動をするかを選んだり、文字を入力したりしながら、マイ・タイムラインのシートが作れるようになっています。
さいごに
今年に入って資格取得以外にも、D&I防災の女性経営者グループで和歌山県潮岬のジオパークや紀伊水害被災地域を訪れたり、大阪府産業資源循環協会の組織広報委員会で防災備蓄など事業継続コンテンツに力を入れてらっしゃるヒラオカ石油㈱様に取材に行かせてもらったりと、学びの深い経験がたくさんできて嬉しいです。
今年はレジリエンス認証登録更新年度ですので、訓練や手順の見直しをして 自社の事業継続計画もブラッシュアップさせていきたいです。まずは来月に迫った机上訓練のための宿題(フローチャートの見直し)を頑張って完成させなきゃ~来月もまたよろしくお願いします