非常持ち出し袋の考え方☆4つの袋が重要です
数年ぶりとなる行動規制のないゴールデンウィーク。皆さんどのようにお過ごしでしたか?
私たまシャチョーは大学生の息子の帰省に合わせ、昼は自宅で家事と仕事、夜は息子と美味しいものを食べに行くという、 連休という名のリモートワークの日々でした。大雨の最終日だけ長居公園の毒展で少しレジャー気分を味わい、睡眠不足も解消し体調も万全 気分一新で月曜日を迎えることができました。毒展おすすめです♪
災害ボランティア 今私たちにできる事
連休後半 石川県能登半島で最大震度6強という地震が発生し、遠く離れた関西でもアラートが鳴ったり揺れを体感するほどでした。翌日以降 現地の様子が少しずつ報道されてきて、大雨もあり 私たちにできる支援が何かと考えます。
行政による災害ボランティア受付が始まりましたが、現地の混乱や感染拡大を避けるために、市内在住の方や事業者に限られています。
私はふるさと納税で被災地を支援する方法と、Yahooによるネット募金を利用しました。支援団体も選べるYahooのサイトはこちらです。義援金を騙る詐欺も心配なので皆様どうぞ気を付けてくださいね。
防災リュックの考え方
地震発生当時 金沢観光していた友人から 翌日連絡がありました。
ものすごい揺れてた けがもなく無事に帰宅できた。自分も防災リュックとか買おうかと思うんだけど? とのこと
●被災時 在宅しているとは限らない
●被災地には支援物資はすぐ届かない
●避難所に住民全員入れない
●避難所に食糧備蓄がないと思ったほうがいい。
その4つのことから、独身の友人に対しては 防災リュックより自宅に3日分、できれば7日分の備蓄が望ましい、親せき宅に疎開や旅行に行っちゃう避難もアリとアドバイスしました。
というわけで今回は 防災リュック=非常時持ち出し袋についてお伝えします。
一日のうちで自宅にいる時間は何時間?行動パターンから備える
あなたは一日のうちで自宅にいる時間は何時間ですか?
在宅ワークの方や専業主婦の方なら 非常持ち出しリュックひとつで安心?会社に8時間いて、通勤に往復2時間、仕事終わりにジムで2時間滞在して、帰宅する人ならどうでしょう?自宅で寝ているとき、カフェで食事したり電車移動しているとき、車で移動中、会社で仕事しているとき 私たちはいつ被災するか選べないのです。
地震は 防災リュックを置いてある自宅にいる時を選んで発生してくれません。
そこで 行動パターンに合わせた非常持ち出し袋4つで 無防備な時間を減らすという考え方をします。
1つめ 会社用備蓄品としての非常持ち出し袋
東京都では「東京都帰宅困難者対策条例」として、公共交通機関が停止した場合はむやみに移動させず、安全が確保された会社や学校などで3日間とどまるようにお願いしています。また帰宅困難者防止と緊急車両通行優先刺させることを目的としています。そのため事業所に従業員人数分×3日分の防災備蓄が義務付けられています。
しかし会社では必要最低限の備蓄のみで、それぞれのパーソナルな備えが必要になります。
●スマホが使えないときのもの として 家族の連絡先や現金、自宅までの地図など
●衛生用品 として ボディ用シートや常備薬、保湿液や基礎化粧品、女性は生理用品など
●普段使いと兼用できるもの として 眼鏡や歯磨きセット、タオル、お好みのお菓子や食品
●3日会社に泊まる想定 として 洋服や下着、長距離歩ける靴など
2つめ 車載備蓄としての非常持ち出し袋
毎日 自動車通勤している私は必須。地方では車載備蓄が必要な人が多いのではないでしょうか。雪や土砂災害で立ち往生する場面も近年報道されることが多くなっていますね。夏はうちわ、冬はカイロなど熱中症対策や防寒グッズもあるといいかもです
●命を守るグッズ として脱出ハンマーやシートベルトが切れる物など
●燃料メーター半分以下になる前に給油
●立ち往生した時のための食料と水
●そのほか 携帯トイレやスニーカー、傘、BOXティッシュ、毛布など
3つ目 いつも持ち歩く非常持ち出し袋
エレベーターで、駅で、電車で被災しても大丈夫なように 私もこのような防災ポーチ携帯しています
●非常食と水
●閉じ込められた時用グッズとして ライトとホイッスル、携帯トイレなど
●充電器は ソーラー充電タイプを選びました
●衛生用品も けがの応急処置などに使えます
4つめ 自宅の 非常持ち出し袋
あなたのお家は、津波や洪水、土砂災害、浸水、家屋倒壊のリスクが高い地域でしょうか?
その場合は 家族の人数分 非常持ち出し袋の準備を最優先ですることを勧めます。命を守る行動=避難だからです。
もしそうでないならば、防災リュックの考え方の章で述べた通り 3日分、できれば7日分以上の備蓄を勧めます。
阪神淡路大震災を経験した176名の方の声を集めた「親子のための地震イツモノート」は多くの人にお読みいただきたい本です。
地震ITSUMOプロジェクトさんによるサイトからは 被災した街の様子や避難所の様子が「地震イツモノート」として、また被災を乗り越えるための知恵を集めた「地震イツモキット」も無料で読めるほか、データも無料ダウンロードでき、本気の善意と熱意を感じました。
想定外を 想定内に
すべてのリスクに対して 完璧な備えをすることは到底無理なことです。
が、知っておく ということで 直面した時に命を守る行動をとれる。
あなたの知識が誰かの命を守るかもしれません。
知る という防災
ご近所さんと挨拶をする という防災
そんな身近な行動から始めていきませんか
[…] 1月●2023年も笑顔で事業継続2月●防災備蓄のススメ~災害発生からの行動推移 3月●災害用伝言ダイヤル171☆第3回BCP演習訓練実施4月●どんぐりでできる防災・社会貢献5月●非常持ち出し袋の考え方☆4つの袋が重要です6月●大雨台風時の備え みんなでタイムラインプロジェクト7月●大切な家族を守る 防災教育&資格8月●サイバーセキュリティ☆その対策だけでほんとに大丈夫デスカ?9月●関東大震災から100年 防災イベント・防災館 情報~レジリエンス認証登録更新10月●だれ一人取り残さない防災 ぼうさいこくたい2023報告11月●行楽の秋!旅先での防災の備え私たちの活動や防災にまつわる情報をお届けした一年 いつも応援ありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。BCPチーム一同 […]