濡れた畳が燃える?!滋賀県災害廃棄物実動訓練
10月後半にインプラント手術をうけたので 仕事をセーブしていた11月上旬。宍戸ジョーさんのように腫れていた顔もずいぶんましになり、久々に5日ほどの出張でめっちゃリフレッシュしてきました!年末に向けて元気チャージです!
そんなわけで 今月のBCPチームブログもよろくおねがいします!
行政&サンパイ協会の災害廃棄物訓練
11月14日、いつもの仲良し資源循環経営者女子グループで滋賀県で行われた災害廃棄物実動訓練にお邪魔させていただきました。実は自社以外の実動訓練に参加するのは初めて。寝屋川市や交野市と災害協定は締結していますが(会員である大阪府産業資源循環協会は多くの市町村と協定締結)、有事になんもできへんやろな~的なイメージだったので 自治体の災害訓練に参加したいとお願いしているけど 今日まで現実に至らずでした。我々仲良しヤジキタ会(仮称)の㈱MTKゆきちゃん社長から教えてもらいお邪魔させていただくことに。ゆきちゃんお声掛けありがとう~
この訓練では、災害廃棄物の陣頭指揮を執る各自治体担当者が 災害時に発生する膨大な廃棄物の処理方法や分別作業を実際に体験し、関係機関との連携の重要性を確認する良い機会になりました。効率的な仕分けプロセスを確立するための事前準備や、現場での役割分担の徹底が鍵となることを、訓練中に発生した課題をシェアすることはとても有益な時間となりました。
災害廃棄物と生活ごみ
今回の訓練の振り返りと講評とともに、能登や岡山など実際の災害廃棄物処理の現場で浮き彫りになった課題をシェアくださった環境省 近畿地方環境事務所のお話では 災害廃棄物仮置き場に 生活ごみの混入が課題になるとのこと。広さに限りのある仮置き場で効率よく速やかに処理するために 我々のできることとは。
地震で壊れた家具やがれきとかといっしょに使ってない布団とかも持っていきたいのはすごく分かるけど、災害の種類によっては受け入れしてもらえない(持ち帰らされる)廃棄物が存在します。地震では家具、がれき類以外が生活ごみとされるようです。今回の訓練に参加するまで知らなかった!日ごろから そのあたりのルール周知が必要ですね。
濡れた畳が火元に?!
過去 仮置き場において濡れた畳が発火する事案があるとお話も伺えました。非安定型廃棄物(畳)か濡れ 内部で微生物発酵がすすみ発熱→発火のメカニズム。私が大好きなおがくず発酵風呂や コンポストの土も確かに暖かい! 恐るべし微生物!
2011年の国立環境研究所の資料「仮置場の可燃性廃棄物の火災予防(第一報)」には、火災発生のメカニズムが説明されています。
有事の際じゃなくても 雨濡れした畳やお布団、雑誌などが火元になりうるということを知っておくことも 空気が乾燥するこれからの季節の防災・防犯豆知識になりますね。
BCAOアワード2024 絶賛エントリー受付中!
今年もBCAOアワードの募集が開始されました!このアワードは、事業継続計画(BCP)や防災活動における優れた取り組みを表彰するもので、多くの企業や団体が自らの活動を振り返り、社会貢献の価値を再確認する良い機会となっています。私たちBCPチームは レジリエンス認証取得した2021年 【事業継続部門】にて優秀実践賞 人づくり・訓練賞をアワード受賞いたしました。来年は 阪神大震災から30年の節目の年ですし、防災と事業継続の注目度がますます高まりそう。たくさんのエントリーに期待しています!
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BCAOアワード2023授賞式の様子